Tayatter

タヤのつぶやき

オンラインサロンという国


オンラインサロンの運営は難しい、行動力と発信力がある魅力的な人じゃないとできない、みたいな話が最近よくされますよね。

でも、
オンラインサロンは一つの国なんだから、
"人"じゃなくて"国"として考えて、"国"が魅力を持つ様に作れば
案外凡人でも運営できるんじゃないか?
って、今日『ウェブ進化論』(著:梅田望夫, 2006年)っていう本を読んでて思いました。


本の中で、ブログと民意についての話があって。
下記に要約してみます。

「インターネットが普及しはじめて、
国民の民意や常識がブログというツールに現れるようになった。

どういうことかというと、人々がブログを読んで、「ふーん、そうだよねー」と、その記事の意見と自分のとを照らし合わせて世論を再認識するようになったということ。ブログがそういう役割を果たしていた。

それを象徴する出来事が著者の生活でも起こった。
2005年の総選挙の時、普段テレビは全く見ず、政治にも詳しくない著者が、ブログの情報を数時間読み込んだだけで
政治記者(プロ)が予想できなかった自民党圧勝を予言した、という。」


そんな一連の話を読んで自分は、
ネットがあればその国の常識とか民意を知ることが出来るって話から、
そうすると民意を同種のものでまとめて分類したら、同じ思想を持った人々の集まりができるな、と思ったんですよ。

その同種の思想を持つ人々の集まりが、ネット上で可視化されて、今オンラインサロンとして表れているんだなと思ったんですよ。


だから、
キンコン西野さんが言っていたように、
オンラインサロンはひとつの国である。
(西野さんは街という表現をしていたけれど。)

一般に言われる、"国家の三要素"ってのがあって、
領域と人民と主権があればそれは国だって言われてるんですけど、

※国家の三要素
 ①領域:領土、領海、領空。ある一定の領域を統治できること。
 ②人民:国民、住民がいること。
 ③主権:中の人や領土に対して権利を行使できる、干渉できること。
 みたいな感じ。
 (厳密な定義等気になる人はwikiとかで調べてみてください!)

それに当て嵌めていえば自宅、職場、オンラインサロン、どれもひとつの国なんですよね。


今自分は自宅と職場、2つの国に住んでいるけど、
その同列に
西野亮廣エンタメ研究所、箕輪編集室、脱社畜サロンという国がある。

そういえば江戸時代、大名っていう個人を中心に藩という名の自治体があって政治が運営されていたって聞くけど、
今、西野亮廣さん、箕輪厚介さん、イケダハヤトさんっていう人物に人が集まって街がつくられていて、
昔と同じ様なことが起こってるんですねー。



で、



オンラインサロン作るの難しいみたいな話あるけど、
"オンラインサロンは国"っていう視点から考えると、
人に魅力がなくても国に魅力があれば良い。

転居するときって、「地価が安い」、「交通の便がいい」、「治安がいい」、「景観がいい」っていう理由で決めることが多いじゃないですか。

だから外から見た時に、わかりやすい「その国の魅力」があれば皆来てくれるかもなと思いました。