人はなかなか変われない
岡田麿里さんの『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』という本を読んでいる。
岡田麿里さんの人生や思いを綴ったエッセイなのだけれど、思うことが色々あって面白い。
著者の
悲観的で受け身な人柄、
自信がなくて自罰的なところ、
そして変わろうとしても変われないところとか、
気持ちがわかって辛い。
本人も母親も辛くて、
でも人の目が気になって
変わるには心が弱すぎて
人生に希望もなくて
不安でたまらなくて
現実から目を背け
ズルズルズルズル時を過ごしてしまう。
そんな心情が痛いほどわかった。
そして、人は一人では生きられないという言葉の意味がやっとわかった気がした。
自分も受け身で悲観的で自罰的で悲劇のヒロイン気取りだった。
そんな自分が少しずつ自分を変えていけたのは、
誰かに
勇気を貰い、
世界の広さを教えてもらい、
背中を押してもらったからだった。
誰かのたった一言で、
変わるための一歩を踏み出せる。
だから人と関わることって大事なんだなぁと思った次第であります。